こんにちは、鉄です。
私は2011年頃に資産運用に興味を持ち、株式投資を始めました。
そのころから、短期トレードについては自分自身にできるとは思って
いなかったため、すぐに使う予定のないお金で株をひとまず購入して
保有し続けてみようという気持ちで株式投資を始めました。
2021年現在、保有してから10年近く経過した銘柄も出てきました。
購入した時期がよく、含み益が出ているものも多いのですが、
売却はしていません。
自分自身の考えをまとめるためにも個別株の長期保有に関する
考えを書いておこうと思います。
自分の投資スタイル
私の基本的な投資スタイルは、株主優待、高配当株を中心に
バイ&ホールドして長期保有するというのが一番近いと思います。
株の値上がりを狙って売買を繰り返すというスタイルは、
難しそうだなぁと思っていることや、株価を常にチェックする
必要があるというイメージがあり、ほとんどやったことが
ありません。
株主優待や配当金を受け取って、「株価はそんなに上がって
なくても、株を保有することで少しお得に生活できたな。」
くらいの感覚でいられることが自分の中で重要だと考えています。
逆にいえばそのような心境になれない状況だと自分の中では
リスクを取りすぎている、資産全体の中でリスク資産の割合が
大きすぎるという状態なのだろうと思います。
配当による元本の回収について
今回は、自分の保有銘柄の中で、5年以上経過している、主に
2015年以前に購入した銘柄についてピックアップしてみました。
多くの銘柄が、株価が低かった時に購入することができており、
含み益が出ている状態です。
一番長く保有しており、増配もされている、東建コーポレーションでは
すでに30%程度の投資元本を回収できています。
長期保有を前提としていたからか、一般に倒産リスクが低くなるといわれる
自己資本比率が40%以上が高めの銘柄や、有利子負債が少ない、または0の
銘柄好んで購入しているような傾向があります。
私の保有銘柄には配当金が出ない無配株はありませんので、
金額の差はあれど、配当金をもらうことができます。
保有して一番長いものは9年程度経過していますが、その間
増配を行っている銘柄も多いです。
当初の配当利回りは特に高配当ではなかったものの、株価が安い
時期に購入できたことや、積極的に増配してくれる銘柄もあり、
現在では一般的に高配当銘柄といってよいような利回り水準に
なってきています。
このように比較してみると配当金の増配の力というのはやはり
大きいと感じています。
最近は配当金の積み上げを優先して、安易に高配当の銘柄を
選んでいる傾向がありますが、今は利回りが低くても、増配銘柄を
購入して長期保有していくことを今後は考えていきたいと思います。
元本回収に対する株主優待の効果
今までは配当金の話がメインでしたが、今回リストアップした
銘柄の中にも株主優待を設定している銘柄が多いです。
(東建コーポレーションは株主優待条件の変更によって私は
株式優待がもらえなくなってしまいました)
それも含めれば、トータルのリターンはさらに上がり、元本
回収に対する影響も大きいです。
*表中の株主優待の換算額は自社製品、オンラインショップ金券、
ポイント等は適当に割り引いて換算しています。
現在は株主優待を貰うことはできなくなりましたが、東建コーポレーションは
配当金と過去の株主優待を合わせれば、ほぼ投資元本を回収できています。
また、イオンや朝日放送ホールディングスなども、株主優待の効果は大きく、
元本の回収率は50%以上と半分以上回収できています。
今回上げた銘柄は特定口座で運用していますので、配当金に
対して20.315%の税金がかかります。
一方でQuoカードの優待は、500円分のQuoカードから税金が引かれて
398円分の価値になるというわけではありませんので、税金面や、
実際の購買力として効果は大きいと考えています。
Quoカードの株主優待は業種に問わず設定できる点や、株主優待としての
人気が高い点から株主優待を設定する側の企業にも利点があるため、
Quoカードを優待に設定している企業も多いです。
しかし自社製品の詰め合わせ等と比較すると、Quoカード優待は改悪や
廃止の対象になりやすい傾向が有りますので注意が必要です。
(私も(株)コロナで優待改悪を食らいました。)
今後の保有方針
効率だけを考えれば、高配当投資や株主優待投資より投資信託を積み立てて、
自動再投資を行う方が良いのでしょうが、少しずつでも配当金や、優待品が
貰えると、「自分以外にもお金が働いてくれているな。」とか「資産運用を
してるなー。」という気持ちになって、精神的にプラスの効果を自分は
感じています。
このまま保有してさらに5年、10年経過すれば配当金、株主優待での
リターンで元本部分が回収できる銘柄が出てきます。
そうなればその後はどんな暴落が来たとしても、タダで購入した株式を
持っているようなものですので、心穏やかに配当金、株主優待を
もらい続けていくことができます。
そんな銘柄を増やしていくことができれば、配当金のみで購入した
銘柄もいつか出てくるでしょうし、そうなったらその株は過去の銘柄が
購入してくれたもんだという気持ちで保有することができると思います。
こういった株式を少しずつ増やしていくのが私の投資方針や、精神的な
面であっているような気がします。
こう考えると自分には株式の売り時は来ないかもしれませんし、
少なくとも現状はそれでいいような気がしています。
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